どうも、もずくです。
配信でもたまに話していますが、最近漫画をたくさん読んでいます。
少し前までは小説の方が好きで、漫画はあまり読んでこなかった方でした。
しかし、最近は趣味にさくことができる時間をあまりまとめて取れなくなってきたためか、はたまた(旧)Twitterにどっぶり漬かるようになってしまったためなのかはわかりませんが、ともかく手軽にネットで読める漫画の連載を楽しむようになったのでした。
私の好みですが、現実世界が舞台の作品では「(小説でも漫画でも)なるべく人が死なない」のが好きです。あとなるべく法律を犯してないのが好きです。これは映画ですが、「天気の子」の穂高が作中で拳銃を扱うシーンに映画館でもやっていた記憶があります。
それはさておき、最近読んだ漫画と感想をつらつら紹介していきたいと思います。重要事項のネタバレはないけど厳密な配慮はしてないです。タイトルだけ先に挙げておくので、気になった方は直接漫画を読んでください。お盆だし。
『【推しの子】』
『メダリスト』
『ガクサン』
『税金で買った本』
『違国日記』
1. 【推しの子】
あらすじはみんな知ってると思うので飛ばします。
アニメから入りました。アニメのエンディング(メフィスト/女王蜂)が超好き…
アニメ1期視聴後にジャンプラで連載すべて読みました。
伏線がすごく…すごい。
今私がこの文章を書いているときはちょうど『左ききのエレン』を読んでいる最中なのですが、人を引き付ける眼/人並外れた観察眼、みたいな要素が共通しているな~と思っているところです。作中でこれらの能力は訓練で身につけられるような練度を超えているように見えて、隣に立ちたくないな…という気持ちが凡人としては正直湧いてきます。45510を読んだり、アイドル/YOASOBIを聞いていると、作中の旧B小町他メンバーや、黒川あかねにオーディションで負けている女優(後者は描写されていないかもしれない)も同じ気持ちを抱いているんじゃないかと思ったり思わなかったりします。
が、そんなことはこの作品では正直どうでもよくて、私たち読者はリアリティーショーを見ている観客として、あるいは酷い実写化にがっかりするファンとして、外から星野兄弟の人生を消費してやいのやいの言うことが楽しいのだろうなあという感情です。
2. メダリスト
フィギュアスケートでメダリストになることを夢見る小学5年生と、アイスダンスの選手を引退したコーチのお話。
配信で話したんですけど絵がま~~~きれい。主人公の結束いのりちゃんだけでなく、氷上にいる選手たちが全員きれいでかわいいです。大会で当たり前に努力をして当たり前に成長してくるの、まじできれい。
本作の大会中で流れる曲は全部架空の曲?なのですが、アニメになったときにどんな曲になるのかすごい楽しみにしてます。
前のブログ記事でもアニメ『ボールルームへようこそ』がおもしろかったという話をしましたが、踊るってとても素敵な自己表現だなと思います。私は踊り(広義には演劇など含む演技など)感情を動きに出す訓練を受けていないので、うらやましいな~みたいな。
推しは鹿本 すずちゃんです。表彰台に立ちたくてフィギュアスケートやってるの良すぎる…
3. ガクサン
学習参考書の出版社のお話。『舟を編む』のコメディライクな参考書版と思っていただければわかりやすいはず。『舟を編む』、読み直したいし映画も見直したくなってきました。
現実にある参考書がいっぱい出てくるところが面白いポイントなのですが、実は挙げられている参考書はあんまり使ったことがないのですよね。
私自身が試験があるタイプの勉強が好きなので、本屋さんに行くと受けもしない資格試験や受験用の参考書の棚を眺めるんですよね。この作品を読むと勉強したいなという気持ちになります。小中高校の話だけでなく、大人の資格試験の話も出てくるよ。
4. 税金で買った本
市立図書館でアルバイトするヤンキー(?)の話。
これめちゃ良くて何がいいかって『ガクサン』と同じで現実にある本がいっぱい出てくるんですけどはやみねかおるさんの本とか絵本とかが出てくるのがマジbig感謝って感じです。興奮が収まらず早口になってしまった。
私は使ったことがないけれど、作中で出てくる移動図書館の話がとても好きです。
そういえば、知人に「図書館の本は借りれるけどブックオフの古本は触れない」と言っていた子がいるのだけれどあれはどういう意味だったんだろう、というのを本の汚損の話を読みながら思い出しました。
私も学生の頃は図書館によく行っていた本の虫でしたが、最近はめっきり足が遠のいてしまいましたね……たまに行くといろいろな本が選書されてて、利用者のニーズにちょっとビビる。
5. 違国日記
この前単行本が完結しました。5回くらい泣いた。
こんなにもセリフがストレートに刺さる漫画はなかなか無くて、絵だけでなくセリフ、主人公の劇中小説や劇中コラムの文章が心の柔らかそうなところを刺してくる感じ。
家族とも、友人とも、学校の先生とも、あるいはリスナーとも、私はことばを完璧に共有することができなくて、それはとても孤独なことだけどどうすることもできないからこうやって配信をしたりブログを書いたり(旧)ツイッターをやったりLINEをしたりするんだなあって思います。